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2025
06.14
令和の米騒動

お米がスーパーでも在庫がなかったり、昨年と比べて2倍くらいに値上がりしたりという状況が全国的に発生しています。米農家さんの自家消費用のお米を盗まれたという報道など犯罪まで起きるのはちょっと異常な感じがします。お米の高騰を受け、当時の江藤農水大臣は政府備蓄米を集荷業者に放出しましたが、小売業者や外食業者への供給は僅かにとどまったため、高止まりや米不足は解消されず、舌禍で辞任した後を引き継いだ小泉農水大臣が備蓄米を小売店へ直接放出を行うなどしておりますが、米の価格や供給の安定化については今だ不透明となっています。

ご記憶されている方もいらっしゃると思いますが、平成5年(1993年)にも米不足により店頭からお米がなくなったことがあり、「平成の米騒動」と呼ばれました。この時は記録的な冷夏による不作が原因で作況指数はなんと74という「著しい不良」の水準の90を大きく下回るもので、収穫できないことが原因でした。やはり備蓄米の放出やタイ米というインディアカ米を緊急輸入し販売していました。我が家もタイ米を購入しましたが、家の炊飯器では上手に炊けず、「カレーやチャーハンとかがいいんじゃないか?」なんて工夫した覚えがあります。

今回、作況指数は101と平年並みにも関わらずお米が店頭に並ばず買えないという「令和の米騒動」はなぜ起きたのでしょうか?実は作況指数こそは平年並みでしたが、夏の異常高温により特に西日本で白未熟粒などの高温障害が増加し、玄米の一等比率が低下したため食用米不足が予想されたことで、買い占めや売り惜しみを招いたと考えられています。

備蓄米が流通し出してきたことと、秋には新米が出回ることから量的な問題は落ち着くと言われていますが、価格は高止まりするとの予想もあるので食べ盛りのお子様のいる家庭では頭の痛い状況が続きそうです。

実際には大きな流れとして、米の国内消費量は減り続けており、米余り状態が続いています。つまり相対的には米の価格が下がり、米農家の経営難や子供は農業を継がないという後継者不足に直面しています。私も不動産の仕事をしていると「農地を相続したが売りたい」という相談を受けることがあります。農地(田や畑)は原則として農家などの一定の資格がなければ購入できないのですが、積極的に購入する農家や農業法人はなかなか見つかりません。

このような状況もあり、国も耕作放棄地の増加対策や次世代の担い手を確保していくために、遊休農地や耕作できない農家などの農地を借り受けて、これを担い手へ貸し付ることにより農地の集積・集約化を進める「農地バンク」制度を令和7年4月より始めました。すぐに成果が出るような制度ではありませんが、今まで農地を持っていても耕作できなかったり、農業をしたくても農地が確保できなかったりというミスマッチが解消し、農地の効率的利用と農業の経営健全化がなされ、我が国の食料自給率の上昇や、米も含む日本の農業生産物のおいしさが世界に認められることで輸出等により農家の所得増加につながると良いと思います。

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