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見学会・内覧会
2023
07.15
漠然とした不安感

少しセンシティブな話題です。賛否が分かれるかと思いますが、それも含めて今回のテーマです。なお内容はすべて個人的な感想です。

最近は物騒な事件の報道が多くなった気がします。5月におきた銀座の時計店襲撃事件や資産家を狙った強盗事件、特殊詐欺、これらは闇バイトと言われるSNSを使って実行犯を募り、首謀者は安全なところから指示するやり方でリモート犯罪という新しい形態の犯罪です。実行犯は犯罪の露見や捕まることを想定していないような行動でした。他にも交際相手との別れ話から命を奪う犯行もありました。一見逆上して衝動的な犯行に思われますが、あらかじめ凶器を準備し待ち伏せるという計画性もあるのに人通りのある場所での犯行というやはり捕まるリスクを考えてないような行動でした。また犯罪とまではいかないですが、SNS上の表現やちょっとした言葉に過剰とも言える反応で相手を攻撃する「炎上」や人格まで否定する誹謗中傷なども大きな問題となっています。これも匿名で捕まる可能性が低い立場からの行動でしょうか。

世界情勢の不安定化や経済情勢による生活格差の拡大など、なんとなく社会全体に不穏な空気が蔓延し、漠然とした不安や不満があり、それに対する不公平感や虚無感、極端な正義感がこういった形で表に現れた気がします。

昨年7月8日参議院選挙戦の最中に安倍晋三元首相が暗殺された事件や、今年4月15日の岸田文雄総理襲撃事件についても、同じ空気感の中での犯罪でしょうか。

 

過去にも伊藤博文をはじめ五・一五事件の犬養毅、二・二六事件の高橋是清、齋藤實など政治家が暗殺されるという事件が起きました。その前後にも要人襲撃事件が続き、当時も戦争や世界恐慌など、社会に対する不満や不安感が蔓延していた時代だったようです。歴史に“もし”はありませんが、これらの事件がなかったとしたらその後の歴史はどうなっていたでしょうか。五・一五事件の後日本は国際連盟を脱退し、国際社会から孤立を深め、二・二六事件の後は盧溝橋事件に始まる泥沼の日中戦争、その後の太平洋戦争に突入していきました。自由な議論が抑圧され、異論を唱える者を排除する社会の行きつく先は不幸な結末です。

後世、日本の歴史の教科書に、安倍元首相の暗殺、岸田首相の襲撃事件をきっかけに「何か」が起きたと記載されるかもしれません。

 

確かに自分の意見と違う人を認めるのは難しいです。世の中が間違っていると思い行動している人には悪意はないかもしれませんが、その行動が法に反したり、他人の権利を侵害するものであってはいけません。またその思いがあまりに純粋すぎると意見の違いが人格の否定になってしまったり、一つの異論が相手の全部を拒絶するようなことになってしまいます。相手を拒絶するとやがて分断を招き敵意に変わります。敵意は争いとなり、たとえ対立相手を倒したとしても今度は今まで仲間だった相手との意見の不一致が新たな拒絶につながり、敵意となり、最後は自分一人となってしまいます。孤立感は他への攻撃衝動に至り大きな衝突に発展してしまいます。

 

世の中に無垢の人は存在しません。誰もが正邪どちらも持っています。ある一面は共感できても別の一面では受け入れられないこともあります。寛容とは一方的に全てを受け入れなければならないということではありません。世の中は一方が得れば他方が失うゼロサムゲームでは成り立たないです。

意見や思いの違いを許容し、時に対立したとしても、お互いが認め合い譲り合う関係を目指すことが共生に繋がるのではないでしょうか?議会では激論を戦わせる与野党の議員もそれ以外では笑顔で歓談する関係でこそ、より良い社会を創造し発展することになると思います。

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