
弊社では元々長期優良住宅が標準となっておりますので、太陽光発電設備の設置のみでZEHとなります。今回のGX志向型住宅は長期優良住宅の断熱等級5を上回る等級6が必要ですが、計算してみましたところ通常工事でほぼクリアしておりましたので、わずかな追加工事で基準に合致することができました。また要件ではありませんが、以前から気密性能にも気を使っており、大工さんをはじめ丁寧な施工業者の協力もいただき、C値0.5の高気密住宅となっています。
設備面では、高効率給湯器など高断熱・高気密住宅による省エネ性能を補完するとともに、太陽光発電設備と蓄電池による再生可能エネエルギーをHEMS (ホームエネルギーマネジメントシステム)でコントロールすることにより快適な住環境を効率的に実現することができます。
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GX志向型住宅とは、①断熱等級6以上、②再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上、③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上、④高度エネルギーマネージメントの導入を要件とした次世代省エネ住宅です。長期優良住宅およびBELS評価の取得が必要となります。
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建物の他、基本的な外構も含めて契約していただきました。弊社の場合、当初の資金計画で必要な建築経費を見込んで見積もりしておりますので、いわゆる諸経費は登記、保険、市納付金、融資費用といった間接経費のみです。
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高気密・高断熱住宅を安く建てるには窓を少なく、小さくすることが手っ取り早いのですが、それではかえって住みにくくなってしまいます。弊社では住みやすさにこだわりながら高性能化を図っています。
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長期優良住宅、耐震等級3を確保するための構造は国産無垢材を中心に金具で緊結し、外壁面には耐力面材(今回は吉野石膏さんのEXハイパー)を使用しています。
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高性能断熱材と樹脂サッシを使用して断熱等級6(UA値≦0.46)を実現しています。
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室内側はすべて気密シートで覆っており、コンセントも気密ボックスとしてC値0.5の高気密住宅としています。
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屋根面の断熱は今回は吹込み工法で施工しました。
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創エネのための太陽光発電パネルにより一次エネルギー消費量削減率135%と十分な余裕があります。
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太陽光により発電した電気を蓄電池に蓄え夜間に使用することで、電気の購入量が減り、電気代も安くなります。全負荷タイプとしており、停電時には200Vの家電も使用できます。
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時代の変化にも対応可能な設備として、外部にEV用電源を設置しています。太陽光で発電した電気を蓄電池やEVに充電し、夜間や停電時に使用することもできます。
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コンパクトな玄関ホールですが、トールボックスタイプのシューズボックスや階段下の収納により、すっきりとした印象となっています。
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LDKはワンルームとし、南側の大きな掃出し窓と北側の中窓により明るく開放的な室内となっています。キッチンのダイニング側も収納となっているタイプを採用しました。
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リビングに隣接して3畳大のタタミコーナーがあり、お子様のお昼寝にも活躍します。
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キッチンはフラット対面タイプを採用しました。背面は家電収納と引出しのベースキャビネットとカウンター、上部に吊戸棚、奥には冷蔵庫置場と可動棚として収納力を確保しています。
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リビングに壁面にはHEMSを設置しており、発電、蓄電、使用量を確認、管理できます。
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プライベートルームは落ち着いた色合いでゆったり過ごすことができます。
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それぞれの部屋にはクローゼットを設けており、衣類やカバンなど個々に収納できます。
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洗面室にはタオルや洗顔化粧品などの収納に便利なトールボックス付きです。
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洗面台とは別にした脱衣室で家族のプライバシーも大切にしています。洗濯機置場の上部には可能棚、天井面に物干しユニットがあり、有効に活用できるスペースです。
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一日の疲れを癒すバスルームは断熱浴槽でお湯も冷めにくくなっています。
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トイレにも収納ボックスを設け、ペーパー類など必要なものの収納ができます。