今年の夏は特別暑いですね〜というのが挨拶のような毎日でしたが、ようやく夏の終わりを告げるかのように鈴虫が鳴き出して
来ています。
季節の変化が待ち遠しく思う夏でしたね。
今回は、涼しさを求めてアルプスに近い松本市に行ってきました。
まずは、書籍「日本100名城へ行こう」の表紙にもなっている松本城に行ってきました。
戦国時代に深志城として築城され戦うための黒い堅固な天守、豊臣秀吉が天下を統一し石川数正・康長によって造られた優雅な
辰巳附櫓・月見櫓と時代の流れとともに優れた築城技術の集結が今に伝えられています。
現存する天守がある城は大変貴重で、外壁面が黒漆の色から「烏城」と呼ぶ人がいるようですが、文献上では残っていないよう
です。
左側の2棟が泰平の世になってから増築された「辰巳附櫓」「月見櫓」です。
朱塗りの回縁や三方が吹き抜けになっていて優雅で開放的な感じでした。
天守に登る階段は、全て急階段で子供やお年寄りは大変そうでした。
天守6階の天井は井桁梁でガッチリと組まれていて、二十六夜神という松本城を守る神様がまつられていました。
天守6階より城下町と山がいい雰囲気でした。
黒門と太鼓門
建築後400年以上になる丸太柱もあり、木造建築の迫力が伝わってきました。
日本最古の木造五重天守は、歴史的・文化的、さらに美的価値も見逃せないものでした。本丸御殿は焼失して以後再建されておりませんので、ぜひ再建を望んでいます。
観光の後に松本城近くの信州城下そばと天ぷら「やまとう」へ行ってきました。
季節の野菜を使った揚げたての天ぷらと信州蕎麦をいただきました。
メニューに馬刺しがありましたので注文してしまいました。
生姜とおろしニンニクが合いますね。
長野県は、熊本や会津などと同じく古くから馬肉文化が根付いている地域のようです。
夏の信州も暑かったですが、松本城の素晴らしさに胸熱になりました。
一度は訪れて欲しいところですね。